f514c89f306d4f5842187558286edc49
相手方が提示された慰謝料の金額が妥当かどうか分かりません。
どう判断すればいいですか?

慰謝料には「任意基準(当社基準)」と「裁判所基準(弁護士会基準)」があります

ecd2c54334ed1701f8885d527b80d4ce
交通事故によって負傷し入院・通院をしたり、あるいは後遺症が残ってしまった場合には、被害者は慰謝料を請求することができます。

慰謝料とは、けがをして痛い思い、つらい思いをしたことへの償い、あるいは後遺症の残った体で、今後暮らしていかなければならないことへの償いということですので、これを金銭的に評価することは、もともと難しい問題であるということができます。

保険会社は多くの場合、保険会社が自ら定めた基準(任意基準や当社基準など)で、慰謝料を計算して被害者に提案してきます。この任意基準は、保険会社が一方的に定めた基準ですから、被害者がこれに従わなければならないのものではありません。

これに対し、裁判所基準、あるいは弁護士会基準と呼ばれる基準があります。これは交通事故をめぐる多数の訴訟を、裁判所が処理するうえで生み出されてきた基準であり、もっとも公正な基準と考えられています。この基準によると、多くの場合任意基準によったときよりも慰謝料が高額になります。

ですから保険会社の言うままに示談に応じたのでは、本来支払ってもらえたはずの慰謝料よりも低い額しか支払ってもらえないこともありえます。

示談の金額については、まずは弁護士にご相談ください。
scroll-to-top