高級自動車運転中の交通事故で、修理代金全額の支払いがされた事例

ご相談者様Mさん(60代)
会社代表
内容知人からの紹介

ご相談までの流れ

弊所弁護士の知人からの紹介案件。

知人の友人が、モール駐車場を運転中、出合頭に交通事故に遭ったとのこと。
その知人というのが高級自動車を何台も所有されている資産家の方で、当時、運転していた自動車も購入金額が2600万円ほどで2年ほど前に購入したものでした。
幸い、双方とも怪我は無く、損傷の程度も自動車本体に影響があるほどの大きなものではありませんでしたが、依頼者自身、過失があるとは全く考えていないようでした。

なお、修理代は、補強シールの張替えで済むレベルでしたが、それでも50万円近くの金額を要するものでした。

虎ノ門法律事務所での対応・結果

依頼者と早急に面談して事故の様子を聴取し、早々に修理見積を作成してもらいました。
ドライブレコーダや防犯カメラ等、事故現場で交通事故の様子を確認できる客観的な証拠もありませんでしたので、現場を訪ねて事故状況を確認し、また自動車の損傷部位を確認した上で、現場見取り図を作成しました。

保険会社と交渉するにあたり、自動車の購入履歴等を提示して高級車であることを示し、物損と言えど交通事故に遭うことで事故車と評価されるおそれがあること(いわゆる評価損)や、事故状況から依頼者に過失が無いことを主張し、また依頼者には修理費用をなるべく抑えて修理してもらうことで保険会社に納得してもらうように工夫しました。
結果、過失割合ゼロで当初の修理代金相当額の金額による示談が成立しました。

弁護士からのコメント

動いている自動車同士の交通事故だったにもかかわらず、相手方車両の過失の割合が10の内容で示談できました。
現場状況の詳細な確認をした上での図面化したことや、損害額の合理的な説明ができたことが結果に結びついたのだと思います。
基本に忠実に対応することが大切であることを再認識した案件でした。
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