ネットでの書き込みの抹消を求め、速やかに削除させた事例

ご相談者様Mさん(40歳代)
フォトスタジオ経営
内容顧客からのネットの書き込みに関するご相談

ご相談までの流れ

フォトスタジオ経営の代表からの相談。

SNSに誹謗中傷の書き込みがされていることを発見した。
内容は一方的なもので、しかも、フォトスタジオのリンクも貼り付けられており、会社の信用が下がるおそれが高いと思われる。
書き込んだのは、時系列や内容から、その直前にスタジオを利用した客であることは明らかと思われる。
早急に削除するように求めてほしい。

虎ノ門法律事務所での対応・結果

ご相談があった日に受任することになり、当日、詳細な事実確認後、担当弁護士より、書き込んだと思しき客に、メールにて早急に削除を求める連絡を取った。
そうしたところ、当日、返事があり、削除されるに至った。

引き続き弁護士が書面にて通知書を作成し、事実関係を丁寧に拾ったうえで、謝罪の上で同様の書き込みを禁止することを求めた。
数日後、相手より書面で返事があり、書き込んだこと自体認め、同様の書き込みをしないことを約束した。
合意書の取交しも検討したが、書き込みされたものの、早々に削除に応じたことや、相手方謝罪した上で同様の書き込みをしないことを誓約した書面を送ったこと等踏まえ、相手の返信書面の受領で協議を打ち切って終結した。

弁護士からのコメント

本件は、ネット上の書き込みの削除を求めた事案です。
幸い、書き込んだ内容が具体的だったことや直近に類似のサービスを提供した相手が限られていたこと等から、対象を絞り込むことが容易だったこともあって、相手の特定が容易だったことが、早期の決着に至ったポイントだったと思われます。

昨今、ネットでの誹謗中傷は深刻化しており、問題となることが多いです。
内容が独り歩きしてしまうと、時と場合によっては会社の評判を落としてしまうこともあります。
そして、書き込んだ相手を特定すること自体、手間暇がかかることも多いです(リンク:ネット風評被害があった場合)。

ネットで問題がある書き込みを発見した場合、相手を特定して削除を求めるか検討する必要がありますので、早急に弁護士に相談することを検討されてみても良いかもしれません。

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