おはようございます。
弁護士の陣内です。
私は大阪から神戸に通っています。
近所に南海電車の駅がありますが、たまにお遍路をまわるいでたちの人を見かけます。
南海電鉄には高野線というのがあり、高野山にいくことができるので高野山詣りをするのでしょうね。
お遍路をまわる人の笠には、同行二人と墨書してあったりします。これは、どうぎょうににんと読むそうです。
一人ではなく、弘法大師と一緒に歩いているという意味です。
ですから、「お一人ですか」と尋ねるのは愚問になるわけです。
以前、品川徹が出ている映画で同行二人という言葉が使われていました。
印象的な使われ方で、弘法大師ではなく人との同行二人。
大林宜彦監督の映画は味わい深い。
みなさん、一人でどこかに向かって歩いておられます。
気持ちの問題ではあっても、誰かとの同行二人と考えれば気持ちも少し楽になるかもしれませんね。

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